パニック障害はマジでツライ
「し、しぬ・・・?!」
突如こんな感覚に襲われて、「心にブラックホールが発生した感じ」になるパニック障害。とにかくソワソワして落ち着かないとか、過呼吸で救急車を呼んだ経験もあります。それが約10年前。
今はパニック発作が起こることはなくなった
幸いにも今はパニック発作が起こることはなくなりました。もう5年以上でしょうか。転院した先の診断書にはパニック障害とはかかれていませんでした。
どんな治療をしたか
いろんな療法を試しました。
中でも効果があったなと思うのは森田療法、カウンセリング療法、認知行動療法です。
ただ、森田療法と認知行動療法はできる医療機関が限られています。カウンセリングなら比較的多くの心療内科に併設されていますし、認知行動療法をやってくれるカウンセラーもいるかもしれません。
カウンセリングに行こう
全国どこでも比較的広く利用できるという理由からカウンセリングをオススメします。お近くの医療機関にカウンセリングが併設されているかどうか確認してみてください。
なぜカウンセリングか
なぜカウンセリングが効果があったかというと、心理の専門家であるカウンセラー(臨床心理士・公認心理師)と対話を重ねながら、自分の奥底に眠る認知の歪みを発見できるからです。
ちなみに臨床心理士さんは民間資格ですが歴史が古く、公認心理師さんは歴史が浅いですが国家資格です。どちらも基本的には心理系の大学院まで修了しないと試験すら受けられないとても専門性の高い職種です。
自分の人生の奥底にある根深い問題を紐解く
自分は、自分の生きづらさは過去にあった「いじめ」に由来するものだと思っていました。あながち間違ってはいなかったのですが、カウンセラーと対話を重ねていくうちに、自分の口から徐々に発せられてくる言葉は「両親」に関することが多くなることに気付きました。
そこで、両親の不仲や両親との不仲からくるいわゆる「毒親」問題と結びつきました。自分の中で「両親が問題だった」と気付いたときには、自分の周りにあった透明な動きづらさのようなものが消え去り、目の前にあったけど気付かなかった両親という大きな問題がしぼんでいくのが感じ取れました。
僕はこの時はじめて、大きな問題のうちの1つに気付くことができ、気付くことは同時に解決にも容易につながるようになりました。心の奥深くに眠る問題に気付くことこそが、解決の糸口だったのです。
カウンセリングを受けるところはどうやって探すの?
お近くの心療内科に電話で訪ねていただくか、カウンセリングオフィス、心理相談室という名前で病院とは連携せず独立して心理相談を受けているところもあると思います。
グーグルマップ等で「カウンセリング」と検索すればすぐにお近くの店舗が見つかると思います。
急がば回れ
カウンセリングは対話を重ねますのですぐに解決という訳にはいかないかもしれません。しかし、急がば回れです。複雑な問題に近道というものは無いかもしれません。ゆっくりと問題に向き合っていきましょう。