不安や焦りを感じて不安になっている人へ
不安や焦りは、よくわからない不安や焦りが原因でさらに不安や焦りを感じてしまうことがあります
非常に悪循環です
僕もそれに苦しんだことがあるので、経験の整理も含めて、不安や焦りの受け止め方を書いてみたいと思います
不安や焦りを感じがちな人の性格とは
- 真面目
- 実直
- 頑張り屋
- (自分の基準で)曲がったことが許せない
白と黒がはっきりしていて、折れない木のような人が多い印象です
この時は注意したいのが「自分は自堕落だしのんびり屋だし」という気持ちがありながらも不安に悩まさせれている人です
自堕落=悩まない ではありません
悩みがちな性格がゆえに自堕落な自分を変えられない自分が許せないという悪循環に陥りがちですので
生活スタイルや不安以外の部分が不安と直結しないような大雑把なものでも不安を感じてしまう人は
どこかが不安と結びついているかもと疑って心を観察しておくと良いかもしれません
不安や焦りの受け止め方
不安や焦りといった感情を感じるときは、気持ちが内にこもりがちです
目で見た、耳で聞いた、その他すべての情報が頭の中に入るとき暗い眼鏡を掛けているようです
まずは自分が受け取る情報が不安や焦りのフィルターを通していることを自覚することから始まります
そして重要なのは不安を無くそうとしないこと、自分の力では変えられないことがあると理解することです
不安や焦りのフィルターとは
心配や不安になったとき、それはすでに起こっていることですか?
これはNOです
起こっていないから不安になるんです
この時の頭の中は感心するほどよく動いています
元をたどればとても小さな不安の芽から一瞬にして大樹になります
例えば
- 明日外を歩く
- 車にひかれるかもしれない
- 治療費がかさんで貧乏になるかもしれない
- 死ぬしかない
これが出来事が一瞬にして頭の中で構成されます
その結果眠れなくなります
これはなぜでしょうか
仏教を現実の問題解決に役立つ合理的な方法として広めようと全国を行脚している草薙龍瞬氏の反応しない練習によれば「妄想」が原因です
起こっていないことをさもあるかのように頭の中に作り上げる
これを妄想としています
ふと我にかえって、その妄想が事実あったのか、これからあるのか考えたときに
今までは無かったし、これから起こる確率も低いでしょう
なぜなら心配事の9割は起こらないといわれています
起こる1割は、たくさんの起こらないことをかいくぐって来た、自分に何かを伝えに来たもの
そう考えてもおかしくはないでしょう
不安の大半は自分が作り出した現実に無いもの(妄想)でできています
そしてそれは医学的には予期不安と呼ばれるときもあります
自分の力で変えられないことがあると理解すること
これは「感情」の受け止め方を無理やり変えないことです
例えば「不安だ」と感じることがあるとします
頑張り屋で現状に満足できない人はその不安を取り払うことに全力を尽くします
すると生活のすべてが不安を中心に回っていることになり
常に不安にとらわれている状態ですので、それ以外に使うはずのエネルギーが使えなくなってしまいます
この状態を脱するためには
不安の対処に使うエネルギーを最小にすることが重要です
言い換えれば、不安はそのまま受け止めていまやる必要があることに対して動き続けることです
人間の構造上、不安で死ぬことはありません
不安はそのままにしておけばいずれ消えていきます
感情は山形を描いて消失していきます
つたないですがこんなイメージ
ちなみに不安をそのまま受け止めることを森田正馬先生が立ち上げた森田療法では"あるがまま"というそうです
このように人間は30分前後で不安が自然に消失していきます
このデータからみても人間が不安を感じて死ぬことはありません
つまり、不安を感じても今やるべきことに対して動き続けることが大切です
受け入れられないほどの不安や焦りの時は
受け入れることができないほどの不安や焦りがあることもわかります
しかしその時は本当に追い詰められている時です
逃げるしかありません
そんな状況で真正面から戦ったら間違いなくコテンパンにやられます
再起に時間がかかります
恐怖に立ち向かうのはかっこいいかもしれませんがバクチです
なりふり構っていられません
学校なら休学、会社なら休職届けを出すために電話でもメールでも先生や上司に相談して休んでください
そして何も考えず布団で横になってください
始めは寝られないかも知れませんが、薬やサプリなどをさっと飲んでひたすら楽しいことだけしていてください
バクチをうって耐えられるメンタルがいま自分にないことを自覚するのも重要です
何が言いたかったか
どこを歩いても抜けられない生きにくさのがんじがらめの中歩いている人もいるでしょうし
漠然とした不安をお持ちの人もいるでしょう
どうしようもないときは周りに助けてを求めてください
仲の良い親族がいるならその人達に
絶縁をしている人は友人に
友人がいない人は公共機関があります
公共機関は受け身です
誰かが行かなければあなたが苦しんでいることすらわかりません
代理の人でもいいですから、誰かに苦しみを知らせてください
ほんの少しかもしれませんが変化が待ってます
以上